【紹介】11月11日 ベストプラクティス企業意見交換会(愛媛労働局)
2024年11月11日
前職からのお付き合いのある愛媛県大洲市の 株式会社長浜機設様 が、愛媛労働局より 令和6年度の『ベストプラクティス企業』に選定されました。
昨年度までは、労働局長による職場訪問をして意見交換を行っていたのですが、今年度は国土交通省四国地方整備局と合同で行い、対象企業の取組事例の発表や意見交換会の様子を公開する(初めての取り組みだそうです)とのことで、本日取材という形で参加して参りました。
意見交換会の様子①(PC前が株式会社長浜機設 福岡社長)
「ベストプラクティス企業」とは、厚生労働省が毎年11月に実施している「過重労働解消キャンペーン」の一環として、都道府県労働局が選定する企業です。
地域において長時間労働の削減や働き方改革の実現に向けて積極的に取り組んでいる企業が選定されるのです。
そして、選定される企業は、各労働局単位で1企業しかないのです。
愛媛労働局長による「ベストプラクティス企業」への職場訪問(令和5年度以前)
今年度選定された 株式会社長浜機設様は、以下の取り組みが評価されました。(Press Releaseより)
- IT ツールを活用した業務プロセスの改善により、施工管理・労働時間管理等の業務を効率化(労働時間の削減を実現)
- YouTube(長機ちゃんねる) を活用し、若者に向けた建設業のイメージアップを図るエンターテイメント性を高めた発信(6年連続で高校生を新規採用)
- 40 年間のキャリアパスを明確化し、社員の生活設計も含めたサポートを行う成長支援制度など社員の安心と成長を全力支援
意見交換会の様子②(PC前が株式会社長浜機設 福岡社長)
本日の事例発表で、私が印象深かった内容は以下のとおりです。
- まずは上の人間が変わること(部下や従業員は、上長の動向を常に見ている⇒上の立場の方がサボっていたら、部下は言うことを聞かなくなる)
- どんなに素晴らしいツールを導入しても、使わなかったら意味がない(DX推進に向けての課題は、実はここがポイント)
- 技術は等価交換(ベテランは仕事の技術を、若手はスマホアプリの使用方法の技術をそれぞれ教えあう等)
- 何故これをしているのかについて説明を怠らない(その作業や行動には意味があることを従業員に教えることで納得して行動できる)
- 普段の生活がストレスにならない努力をする(外国籍従業員への配慮⇒母国語の壁紙やポスターを作成する等)
そして、何よりも、社長自身の熱い思いや行動力が印象に残りました。
結局、会社のTOPの考えや思いが変わらないと、新たなチャレンジなんてできないんだと改めて思いました。
本日は貴重なお話を聴講させていただきありがとうございました。
今後、講習会やセミナーなどでこれらの取り組みを紹介し、長浜機設様のような企業が増えることにつながるよう活動して参ります。
事例発表をされました株式会社長浜機設様、主催者の愛媛労働局様、国土交通省四国地方整備局様には心より感謝申し上げます。
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